バックアップ

日付けが変わってしまいましたが、8月24日は母親の命日。母親と過ごした16年、そして母親がいなくなってから22年。当たり前の事だけど、後者の期間がどんどん長くなっていく。母親との日々の記憶はどんどん忘れていき、もはやどんな声をしてたかさえ思い出せない。悲しい出来事を早く忘れるように人間の脳はできているのだと思っている。だから記憶はどんどん消去されていく。悲しい記憶をずっと引きずっていたら次の一歩をいつまで経っても踏み出すことができないから。しかし、同時に忘れたくない記憶も消去されていく。結局のところ、悲しかろうが、楽しかろうが、記憶というのは消えていくものなのだ。毎日を一所懸命に生きて、明日の事を考える。それが人間の生き方なのかもしれない。でもやっぱり消えて欲しくない記憶はある。だから日記や写真などを残す。