線虫を使ったがん検査技術の開発を進めるHIROTSUバイオサイエンスが第三者割当増資


 
線虫を使ったがん検査技術の開発を進めるHIROTSUバイオサイエンスが第三者割当増資を行い、理化学機器のカタログ販売最大手であるアズワンが出資するそうだ。3億円の出資で、5%程度の比率になるそうだ。
 
線虫がん検査のスタートアップ、アズワンが出資(日本経済新聞)
 
線虫という体長1ミリ程度の生き物は、がん成分のにおいに反応する性質を持つそうで、それを利用して、尿検査でがんの産むを検査する技術をHIROTSUバイオサイエンスは持つ。がん発見の精度は90%を超えるといい、早期がんも発見できるそうだ。詳しくは下記記事をごらんいただければと。この記事めちゃ面白い。
 
尿1滴で、線虫が早期がんを嗅ぎ分ける! ――95.8%という驚きの高感度(Mugendai)
 
HIROTSUバイオサイエンスの広津氏は東大理学部卒。大学院修了後にサントリーに就職するも退職し、再度大学に戻り、研究を進めた。2000年3月にはNatureに論文が掲載。九州大学助教授を経て、2016年にHIROTSUバイオサイエンスを創業。
 
最後に広津氏の言葉で締めたいと思います。
 
「機械のほうが正確だと思いがちだが、生物を使ったほうが素晴らしい結果を得られる場合もある」広津崇亮