ポジショントーク

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先日とある方から「スタートアップ(ITベンチャー)」についていくつか意見をいただいた。「まぁそうだな」「一理あるな」というものも多かったのだが、2点ばかり「それは違う」というのがあった。ちょっと表現は編集したけど、こんな感じ。
 
・ゆるふわな環境でやっているが、世界は実際に汗水垂らして働いている人で回っている
・課題解決って言うけど部外者がほんとにその課題をわかるのか

 

まず前者。
最近汗水垂らしすぎてバテ気味の僕なのですが、ゆるふわっぽく見えるというのはよく聞く。たしかにそういう気の抜けたとこもあるかもしれない。でもそういうとこは大体失敗する。僕が知る限り、成功してるとこは大体めっちゃ頑張って働いてる。暑さや運動活動による汗は少ないかもしれないが、冷や汗や精神的にじりじりとする汗はかいてる。週末や深夜も働いてたりする。ハードワーク賛美ではないが、やっぱりそういうとこが抜け出す傾向はあるよなぁ。
 
実世界で汗水流してやっている人に対しては敬意を表してるはず。それにそういう人達をテクノロジーで効率UPや作業環境の改善をしたりもしている。どちらが良いとか悪いではないし、みんなで世界を回していけばいい。

 

後者。
部内者が問題に気づきながらもずっと改善できなかったことを部外者が「これどう考えてもおかしいでしょwww」って問題を解決するケースというのが多いのではないかと。その部内に存在するしがらみや慣習などを知らないからこそできることってあると思う。

 

というわけでポジショントークかもしれないけど、その方には「そういう部分もあるかもしれないですが、そうじゃない部分もありますね」的なさらっとした回答をしましたよ、という話でした。

 

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